膝の痛みの主な症状
人が歩くとき、通常で体重の約2〜3倍、階段の上り下りをするときには6〜7倍もの負荷が膝にかかっています。体重60キロの方が階段を上るときには、約180キロ~210キロの負荷が膝にかかっている計算になります。 膝の痛みの原因として主に挙げられるのは
- 変形性膝関節症
- 偽痛風
- 痛風
- 関節リウマチ
などが代表的です。 上記以外にも、筋肉の疲労や軟骨の減少など様々な要因で関節に痛みを感じるケースがあります。
膝の痛みと膝の構造
膝が痛いというのは膝関節の痛みが主な原因です。この小さな関節に体重の負荷がかかりますが、通常は骨と骨の間に軟骨や髄液があり、やわらかい軟骨がクッションのように摩擦をやわらげたり、関節の周囲にある靭帯や筋肉のサポートで衝撃を和らげています。
しかし、加齢による骨の新陳代謝の低下や経年による軟骨へのストレス、バランスの悪い姿勢による関節への負荷などで軟骨がすり減ったり、働きが悪くなったりすると膝痛が起きてきます。
軟骨へのストレスとは冷え、肥満、過去のけが、O脚やX脚、運動や仕事による膝への負担、筋力の低下などです。とくに脚の内側の筋肉が弱くなってくると、膝関節が不安定になり、膝痛の原因になります。
代表的な膝の痛み -変形性膝関節症-
変形性膝関節症の仕組み
変形性膝関節症とは、長年にわたり酷使されてきた膝の軟骨がすり減ってしまい機能を十分に果たすことができないt事などにより、歩行や立ち上がる時に膝の痛みが出現する病気です。女性の罹患率が男性より2倍以上高いと言われています。
- 平地を歩くときには痛まないが、階段の上り下りの際に痛みがある
- 歩いているときや階段の上り下りには問題がないが正座やかがんだ時に膝に痛みが出る
中期以降の変形性膝関節症
変形性膝関節症が進むと、次第にO脚が進んでいき、階段のみでなく平地での歩行にも支障をきたすようになります。痛みを避けるため無意識のうちに姿勢が悪くなったり、膝の痛みのために運動を控えたりすることで、更に膝軟骨への負荷がかかったり、膝周りの筋力が衰え、膝の痛みが増すケースも多く見受けられます。また、膝の可動域が悪くなるケースも非常に多く見受けられます。
整骨院における代表的な変形性膝関節症の治療
膝の可動域を広めるために膝周りの関節や関節や「筋肉をほぐしたり刺激して関節本来の可動域を取り戻します。また、ゆがんだ姿勢や骨盤、骨格に起因するケースもあるので全身の骨格以上などを調べ正常に戻す取組みを行います。
軟骨周辺の筋肉や細胞の活動を良くすることで、軟骨にかかる負荷を減らすことも可能なので、温熱療法や手三次元立体波動などで膝周辺の組織を活性化します。
急性期や疝痛のひどい時には痛みを和らげるための鍼灸治療なども行います。
変形性膝関節症と電気治療
医療機関ではラジオ波を用いた末梢神経ラジオ波焼灼療法という痛みを和らげる治療法があります。電極から発せられる高周波によって変形性膝関節症の痛みの原因といわれる上外側膝神経、上内側膝神経、下内側膝神経の3つ神経タンパク質を熱で固める比較的新しい治療法です。
整骨院での電気治療
整骨院の場合、外科的療法は行いません。整骨院での電気療法では、膝周りの組織を温めたり、緊張をほぐすことで、筋肉が弛緩・収縮して、筋肉のポンプ作用を促します。このポンプ作用で血行が良くなると、発痛物質や疲労物質などの老廃物が流され、痛みの軽減に効果的とされています。人間本来の免疫と調整力を戻す取組を行っています。
代表的な膝の痛み -急性関節炎-
急性関節炎の仕組み
急に膝がはれて、熱を持つなどして痛くなった場合は、偽痛風、痛風、化膿性膝関節炎といった病気を考えられます。
偽痛風の場合。関節内にピロリン酸カルシウムという結晶が沈着して起こります、加齢と脱水などが原因と言われています。また、痛風と同じように尿酸値などが高い場合、尿酸ナトリウムの結晶が関節内にたまるり痛みの原因となります。一時的な痛みを取り除く治療とともに
尿酸値のコントロールなども必要となります。
その他にも、細菌などがか膝関節に付着し炎症を起こすことによる化膿性の膝関節痛などもあります。熱があって膝が腫れて痛い場合は速やかに医療機関を受診してください。
整骨院における代表的な急性関節炎の治療
膝の可動域を広めるために膝周りの関節や関節や「筋肉をほぐしたり刺激して関節本来の可動域を取り戻します。また、ゆがんだ姿勢や骨盤、骨格に起因するケースもあるので全身の骨格以上などを調べ正常に戻す取組みを行います。
軟骨周辺の筋肉や細胞の活動を良くすることで、軟骨にかかる負荷を減らすことも可能なので、温熱療法や手三次元立体波動などで膝周辺の組織を活性化します。
急性期や疝痛のひどい時には痛みを和らげるための鍼灸治療なども行います。
代表的な膝の痛み -関節リウマチ-
関節リウマチの仕組み
膝や関節の痛みの原因ともなる関節リウマチの原因ははっきりとはわかっていません。関節リウマチの病態は、自己免疫疾患と考えられています。自分の身体の一部を自分のものではないとして、これに対する抗体をつくって反応をおこしてしまい、このために関節液をつくる滑膜という組織にリンパ系細胞が集まって反応がおこります。自己免疫機能の異常により自分の軟骨や骨を破壊してゆくとされています。
人間には免疫機能が備わっていま。通常、外部から侵入してきたウイルスなどに対し、抗体と呼ばれる組織がウイルスから身体の機能をまもることがやくわりです守ることが役割です。この免疫機能になんらかの原因で異常が発生してしまい、清浄な自分自身の他の細胞などに攻撃をしてしまうというのが免疫異常です。
関節リウマチの症状
関節痛と関節の腫れ
関節リウマチでは、関節が炎症を起こし、関節周囲の組織が腫れることがあります。膝の場合はひざの関節周辺が熱を帯びたり赤くはれたりすることがあります。
関節のこわばり
変形性膝関節症と同じく、関節の可動域が狭くなる症例もあります。起床時や長く座っていた後など、思うように立てなかったり歩けなくなったりします。
関節の変形
自身の免疫機能により軟骨や関節自体が破壊されていき、骨や関節が変形してしまうことがあります。
倦怠感
関節リウマチは、関節だけの病気ではなく全身病ですので、貧血症状がでたり、体がだるくなったり、微熱がでることもあり、こうなると症状が悪化します。
整骨院における代表的な関節リウマチの治療
これまでの通り、関節リウマチは筋肉や骨の異常ではないので接骨院での治療はむずかしく難しく、リウマチ科など医療機関での治療をおすすめしています。接骨院での処置としては痛みを和らげる為の処置や、無理のない運動の促進、め自律神経など身体全体のバランスを整える施術などになります。